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バリ島 5日目 最後のディナー&感動のさようなら
ヴィラからウルワトゥ寺院は15分くらいと近いので、ヴィラを5時に出発して、
猿と戦いながらの寺院見学、迫力満点のケチャ鑑賞の後、ヴィラに戻ったのは夜の7時。
軽くシャワーを浴びてから、最後の夕食。
朝バトラーのプトラさんと今晩の夕食の相談をしていたら、プトラさん「ティガーは何が好きか?」と真剣に聞いてきたの。
プトラさん、子供たちにすごく優しくて、特にティガーのことはものすごくかわいがってくれて、
いつも「ティガー、ティガー」とハグしてくれたり頭なでなでしてくれたり。
ティガーが少食なのを気にしてくれていたのか「今日はティガーが喜んでくれる食事にしよう」ということになった。
料理の本を2人で見ながら
プトラ「ティガーは何が好き?」
私「うーん、肉かな…」
プトラ「じゃあ、これはどうだ?こんなのはどう?」
といろいろ提案してくれる。その中からビーフのカレー風味みたいな料理をピックアップ。
プトラ「スープはどう?コーンスープならティガーも好き?」
私「コーンスープは好きよ」
プトラ「じゃあ、コーンスープね」
プトラ「野菜も食べないと。こんなのはどう?(モヤシ炒めみたいなのを指して)」
私「うーん、それはダメかも… ブロッコリーなら食べるからブロッコリーとエビの炒め物みたいなのはどうかしら?」
プトラ「GOOD. デザートはアイスクリームでいい?
私「ティガーはバニラが好きよ」
というわけで、私とプトラさんとで考え抜いた「ティガーがモリモリ食べてくれそうな夕食」がこちら。
暗くて見えにくいが、どれも絶品でした。
ビーフはココナツのカレー風味で、肉はちょっと硬かったけれども、ご飯にかけて食べると何杯でもいけそう。
ブロッコリーとエビの炒め物はしっかり味はついてるけどあっさりしてて、ティガーにも大好評。
コーンスープはクリーミーなのを想像していたら、意表をついてコンソメテイストでコーンをはじめとしていろいろな野菜が入っていて、ティガーもいっぱい食べました。
私とプトラさん、ガッツポーズ!
デザートのアイスクリームもバニラをたっぷりと用意してくれました。
こんなお好みの食事を用意してくれるのもヴィラならでは♪
そしてとうとう現実と向き合う時が。 山のような荷物のパッキング…
ヴィラは広いので、あちこちにモノを置いてしまうと、最後の片付けが大変。忘れ物がないようヴィラの中を歩き回り、モノを回収。
購入した食器を慎重に、必死でパッキングしてると、ヴィラスタッフのみなさんが手伝ってくれた。
プールサイドに出しっぱなしにしていた浮き輪やビーチボールはきれいに拭かれてぴっちりたたまれておいてあったし、
ティガーがじんましんが出て痒がっていたら、みんなでよってたかって薬塗ってくれたし、最後の最後まで面倒見の良いスタッフです。
9時、お世話になったヴィラとスタッフの皆さんとお別れ。
必ずまた来るね、と約束して皆さんと熱い握手。
両親がここまで喜んでくれて、子供たちも楽しんでくれて、夫も「こんなにいいところなら毎年来ていいくらいだね」と言ってくれて、私は満足感でいっぱいで胸がいっぱいに。
車に乗り込んで私はウルウル来ていた。
プトラさんが車のドアを閉めようとした瞬間、マリリンが「ちょっと待って!」
マリリンがおもむろに「マリリン・バリメモ」を取り出し、なんか探してる。
みんなでかたずをのんでマリリンを見守り、しばらくの沈黙の後、マリリンが「スラマッ ティンガル~!!」
するとプトラさん、ハウスボーイさんとコックさんの5人が満面の笑みで両手を上げて「スラマッ ジャラン!!」
マリリンが言った「スラマッ ティンガル~!!」は自分が去る場合の「さようなら」
プトラさんたちが言った「スラマッ ジャラン!!」は相手が去る場合の「さようなら」なんだって。
もう、その瞬間、思わず涙があふれちゃった…
こうして、感動の「さようなら」をして、空港へと向かったのでした。